n年後に駐在するゲイ

いつか海外に飛ばされるゲイが生きた証

整体としての筋トレ

目が覚めた。明日は出社なのに。

 

レーニング後の猛烈な眠気に耐え切れず、もう寝ようと思って今から1時間くらい前に布団に入って、30分前に目が覚めた。

 

眠れないときは開き直るに限るというのが26年生きてきた中で得た数少ない知恵の一つだ。寝よう寝ようと思うともう寝れなくなる。そんなわけでパソコンを開いた。

 

社会人になってから始めて細々と続けている筋トレ。3回に1回くらいの割合で、終了後に猛烈な眠気が襲ってくる。頭は働かなくなり、瞼がすごい勢いで落ちてくる。スーパーマリオドッスンを思い出す。

 

僕が筋トレに期待する効果は整体のそれに近い。仕事中に感じる肩こりは、ダンベルを小一時間上げ下げすると雲散霧消する。反対に、3日もトレーニングから離れると肩が固まり始める。なんとなく体もだるくなる。おそらく、血液循環がよくなればなんでもいいんだと思う。

 

僕自身はあまり意識したことがないが、周囲の人から見ると少しずつ体が大きくなっているらしい。数年ぶりに友達に会うと「なんか体つきいかつくなったね」と言われる。顔面は全くいかつくない(多分)ので、おそらく相当ちぐはぐな見た目になっていると思われる。

 

そういえば、去年仕事用に買ったポロシャツがどれも着れなくなっていて、すべて買い替えた。服自体が悪くなったわけでもないのに、なんだか申し訳ないような気がした。体つきが変わるというのは、環境にもお財布にも悪い。反SDGs、反緊縮財政。これからは少し緩めのシルエットを買って、多少の体格の変化にも耐えられるようにしようと決めた。

 

体つきに限らず、自分の見た目が外からどう見えているかなんて想像がつかない。自分とは26年間顔見知りなのだし、今更何かしらの感想を抱けと言われれても到底無理な話である。「僕ってどんな見た目をしてるんですか?」という狂気に満ちたインタビューをいつか敢行したいという気持ちがどこかにありつつ、どんな答えが返ってくるかが恐ろしいので、永遠に構想段階にいる。