3カ月ぶりの更新らしい。
ブログをさぼっていた間、色々なことが起きたはずなのに、いざPC画面を前にすると文字が浮かんでこない。
考えていることを言葉にする作業が久々すぎる。
ブログ書くのってこんなに難しかったっけ。
探してばかりの2022年下半期だった。
まずは職探し。
今やってる仕事がどう考えても今度衰退する一方なので、まだ若いし今のうちにキャリアチェンジしておこうという発想。
それなりに面白い仕事ではあったけど、損切は早いほうがいいと信じている。
転職活動は想像通りの大変さだった。
現職の業務をこなしながらの企業研究、書類作成、面接対策。時間がいくらあっても足りない。
そんな切羽詰まった中で現職の業務の棚卸をしていて、案外人に話せるネタがあることに気づいた。無為な時間を過ごしていたわけではなかったようで、少し安心した。
なんとか1社に拾ってもらって、1月から新しい職場に移る。
見聞きしたことあるくらいでほぼ未経験の分野に飛び込むことになるけれど、今からとても楽しみ。
ただしちょっぴりハードワークなので、心身を壊さない程度にやっていきたい。
長い人生のうち数年は、こういう時期があってもいいんじゃないかと思う。
とりあえず年収を上げたい。粉になるのは嫌なので、すり身になるくらいまでは働こうと思う。
転職先は海外駐在はおろか、転勤そのものがない。なんなら部署異動も(希望しない限り)ない。ブログタイトルが偽りになってしまったので、新しいタイトルを考えなければいけない。何かいいアイデアがあればこっそり連絡をください。
次は家探し。
職場も変わるし、この際一人暮らしを始めてしまえと思い、転職活動終了後、ホッと息つく暇もなくSU●MOをスマホにダウンロードし、物件を漁る日々が始まった。
外せない条件は①職場から電車で30分圏内、②最寄り駅にジムがある、③バストイレ別、あればいいなという条件は①二口コンロ、②独立洗面台、③浴室乾燥機。ほかには、幼稚園や保育園、学校から離れていること（運動会などのイベントがあるたびに結構な音が流れるらしい）、病院や消防署、警察署から遠い位置にあること（救急車や消防車、パトカーの音に悩まされるらしい）、川や公園に隣接していないこと（においや虫に悩まされることがあるらしい）などなど。
1件、上記の条件をすべて満たした上に部屋の広さが申し分ない神物件があったのだが、内見もせずに申し込みを決めた人に先を越され、入居がかなわなかった。物件を実際に訪れて確かめることもなく物件を契約してしまう猛者がこの世にいることにとても驚かされた。不動産の担当者曰く、最近は物件の写真とグーグルストリートビューだけで決めてしまう人が多いそう。石橋を叩いて渡らない僕には到底マネできない芸当である。
ちなみに、ある集合住宅の民度を推し量るには、ゴミ捨て場と郵便受けを確認するといいらしい。乱雑にゴミが捨てられていたり、郵便物が溜まりに溜まって郵便受けからあふれてしまっているような物件には、高確率で面倒な人が住んでいるから気を付けたほうがいいとのこと。
「これだ！」と思ったものが目の前で取られて物件探しを続ける気力をごっそり奪われたわけだけど、なんとか神物件に近い準神物件を見つけることができた。長い戦いだった。契約も無事に終わり、来週にはいよいよ一人暮らしが始まる。
当たり前のことだけど、家族とは離れて暮らすことになる。僕は家族といる時間がとても楽しいと感じるタイプなので、ホームシックになる可能性が低くない。帰りたくなるような家があることを、僕はとても幸せに思う。
ここで「探」は終わらない。次に待っていたのは家電家具探し。もう疲労感がすごい。
統一感のある部屋にするには配色が重要らしい。使う色をベース（壁や天井の色とか）、アソート（メイン家具の色）、アクセント（クッションやまくらカバー、カーテンなどの色）の3種類に分け、それぞれの比率を70：25：5くらいにすると、部屋が整って見えるそう。
そろえるべき家電家具の多さに思わずのけぞってしまう。特に家電は近頃、やたらいろんな機能がついているので、選ぶのにも一苦労。「身の回りの製品が便利になるにつれて、私たち人間の自発的能力が失われていく」僕が尊敬する作家でありロシア語通訳界のスターである故・米原万里が自身の著書でこんなことを言っていた気がする。
「どんな部屋にしたいのか、テーマを決めるといい」とどこかで読んだ。色々考えたけど、人が「また来たい」と思ってくれるような部屋にしたいと思う。はて、どんな家具を置いたら人がまた来てくれるかな、そんなことを考えながらニ●リのサイトを延々と眺めている。
というわけで、来週から一人暮らしが始まります。年明けには受け入れ態勢が整うはずなので、皆さんぜひ遊びに来てくださいね。
